2023.12.12
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ラーメン職人「メンディー」が行く!沖縄ラーメントレンド最前線

沖縄も朝晩は肌寒い季節になってきました。そんな季節に食べたくなるのが「ラーメン」。
いま人気急上昇中のラーメンを提供するこだわりのお店をご紹介します。

今回は、那覇市泊にあったラーメン屋【NOODLE DINING 麺D】の店主メンディーさんが、いまトレンドのラーメン店をレポートします。

店主と対談し、お店のこだわりをプロの目線で聞き出しました。

今回の案内人:メンディーさん

ラーメン作りに熱いこだわりを持つラーメン職人。
現在は2024年のうるま市平良川への移転に向けて絶賛準備中!

丁寧に作られた麺とスープのバランスが絶妙な「中華そば」

まず最初に訪れたのは、沖縄市泡瀬にある「中華そば いとの」。
自家製麺で、それぞれのメニューに合わせた麺を作っているそうです。

麺のみならず、スープはしょうゆとダシにこだわり、チャーシューは2種類の豚肉を使用するなど徹底的にこだわった一杯を提供しています。

特製 淡麗醤油中華そば
(1,000円・税込)

いただいたのは、盛り付けにも繊細さを感じる「特製 淡麗醤油中華そば

<メンディー> スープのベースには何を使っているんですか?

<店主> メインは鶏で、そこに豚の背ガラを20〜25%足しています。

<メンディー> 魚の味も強く感じますね。何を入れているんですか?

<店主> 大きめの煮干しや、カツオ節、サバ節などの魚介で旨味を足しています。

<店主> 実はオープンするとき、シンプルな鶏ダシに憧れていたんですが、「中華そば いとの」という店名でやることは先に決めていたんです。中華そばって何?と改めて考えて調べてみたら、動物系のダシに魚介を合わせるラーメンのことだったんですよね。店名が先行して、ラーメンは後からできました。

<メンディー> そうだったんですね!中華そば大好きです!

<メンディー> かえしのしょうゆはどんなものを使っているんですか?

<店主> 4種類をブレンドしています。3つは静岡で昔ながらの木桶で作られている、栄醤油醸造の濃口、たまり、再仕込み。それに小豆島の濃口を合わせています。

<メンディー> 静岡のしょうゆを使っているんですね!

<店主> 妻が静岡出身で、一時期は静岡でお店を出すことも考えていたのですが、色々と話し合った結果、沖縄でお店を出すことになりました。でも材料に静岡産のものを使いたいなと思って、しょうゆ蔵も見学して決めました!

素材や製法にもこだわりが光る、丁寧さを感じるラーメンでした。
店の奥には座敷席もあり、ファミリーでも安心して利用できます。

 

〈店舗情報〉
中華そば いとの
[住所] 〒904-2172 沖縄県沖縄市泡瀬1-3-23
[営業時間] <平日> 11:00~15:00 <土・祝> 11:00~16:00
[定休日] 日
[駐車場] あり
[クレジットカード] 不可
[電子マネー] 不可
[HP、SNS] Instagram

自家製の器でいただく、濃厚でくさみのない「鶏白湯ラーメン」

那覇市久米にある「麺屋おがわら」は、カウンター9席のみの小さなお店。

店主の小河原健太さんが一つひとつ手作りしている器でラーメンを提供しています。「ただ作るのではつまらない」という小河原さんが作る器はちょっと変わった形。

鶏白湯ラーメン・カツオ飯セット(1,300円・税込)

<メンディー> もともと器を作るのは趣味だったんですか?

<店主> 前の店にいた時に作り始めたのがきっかけです。独立するなら自分で作ろうと決めていました。

<メンディー> この形は?

<店主> 普通の形ではなくひとひねりほしかったので、スープの注ぎ口を作りました!

<メンディー> スープの肉ダシは何を使っているんですか?

<店主> スープに使うのは鶏と香味野菜だけです。かえしには魚介や昆布を使い、旨味を足しています。

<メンディー> くさみが全くないですね。鶏ガラが丁寧に下処理されているんですね。

<メンディー> スープの量はどれくらい入っていますか?

<店主> 360ccです。

<メンディー> めちゃくちゃ多いですね!

<店主> ご飯にも合わせて楽しんでもらいたいので、多めにしています。

いただいた鶏白湯ラーメンセットには、カツオ飯と卵黄、わさびがついてきました。
ラーメンを食べ進めたところで、スープを丼に注いでいただきます。

<メンディー> カツオ飯にはしょうゆがかかっているんですね。

<店主> かえしのしょうゆをかけています。あっさりの鶏白湯スープにカツオ飯がぴったりです。

手作りの器でいただく、あっさり鶏白湯ラーメン。
一度で二度楽しめる個性あふれるお店でした。

 

〈店舗情報〉
麺屋おがわら
[住所]〒900-0033 沖縄県那覇市久米2-15-10
[電話番号] 098-959-0829
[営業時間] 11:00~20:00
[定休日] 水 ※不定休あり
[駐車場] なし ※近隣にコインパーキングあり
[クレジットカード] 不可
[電子マネー] 不可
[HP、SNS] Instagram

あえてまばらに手切りしている麺が特徴的!「二郎インスパイア系ラーメン」

オシャレなロゴが目に飛び込んでくる「麺恋まうろあ」。女性ひとりでも入りやすい、落ち着いた雰囲気のお店です。

ここでいただくのは、ディナータイム限定の「MAUJIRO」。

MAUJIRO(900円・税込)

<メンディー> これは麺がすごい!

<店主> カットする前の状態の麺を製麺所から仕入れて、お店で切っています。まばらになるように、あえてずらしたりしながら切っているんです。

<メンディー> 何分くらい茹でるんですか?

<店主> 5分〜6分くらいです。

<メンディー> それは、ランチタイムだと大変ですよね。

<店主> 夜はこのラーメンを目当てにくるお客さんが多いです。オープン当初は出していなかったんですが、限定ラーメンでやりはじめて、今ではレギュラーメニューになりました。

<メンディー> スープには何を使っていますか?

<店主> 豚だけです!アグー豚を2日かけてじっくり炊いています。味に深みを出すために、アグーのゲンコツやテビチも使っています。

<メンディー> とってもクセがなくて食べやすいです。テーブルにレモン酢があるんですが、試してみてもいいですか?

<店主> もちろんです!

<メンディー> スープに丸みが出て、いいですね。コーレーグースを入れる人もいますか?

<店主> はい、いますよ!

<メンディー> これも入れたほうが好きです!!いろいろな物を入れて味変できるって楽しいですね。

自分の好きな味を楽しめる調味料もいろいろ。
ぜひ一度試してほしい二郎インスパイア系ラーメンでした。

〈店舗情報〉
麺恋まうろあ
[住所] 〒901-2223 沖縄県宜野湾市大山6-46-5 1F
[電話番号] 098-943-5395
[営業時間] 11:30~22:00 ※平日は中休みあり
[定休日] なし
[駐車場] あり
[クレジットカード] 可
[電子マネー] 可
[HP、SNS] ホームページInstagramX(旧:Twitter)

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企画・編集:Laifue編集部
文・撮影:松本 佳恵

 

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