ウィン♪ウィン♪連動企画「マネ活講座」Vol.2

投資に回す金額の目安は？

投資する金額は、一般的に貯蓄の3割が目安といわれていますが、人によってバランスが変わってくるんですよ。

例えば、若い方はこれから働ける期間・退職までの期間が長く、途中で損失が発生したとしてもリカバリーする時間が十分にあるので、リスクの高い投資をすることもできるでしょう。
そうなると、投資に回すお金を5割に増やすことも考えられるわけです。

それに対して退職間近の方、退職金や預貯金があまりない方の場合、投資に回すお金の目安も変わってきます。貯蓄の3割はあくまでも目安で、年齢や今後の展望も含めて調整が必要です。

マネー（お金）はどこに置けばいい？

お金を置く場所として、銀行、保険会社、証券会社の3つがあります。投資をする目的、いつ何にどのくらいお金が必要かを明確にすることが必要と、前回お話しました。
自分の今の状況や今後の予定を考慮すると、どこに重点を置けばよいのか、その割合はどうするか決まってくると思います。

長い目で見ると、経済に投資をすることは理にかなっていると思います。特に株式投資。
例えば、携帯電話や電化製品など私たちの身の回りにある製品も、10年前・15年前に比べるとかなり進化していますよね。
今後も、5年後より10年後、さらに15年先はもっと発展していると考えられるので、そこにお金を預けて、預けたお金に働いてもらう。これが長期投資です。
短期投資の主な目的は生活費で、減らないことがメリットです。目安として半年分、個人事業主の場合は1年分の現金をしっかり置いておくことが大切です。
中期投資の場合はインフレを考えながら、短期間での利益にこだわらず10年くらいじっくりと運用します。

特に初心者は分散させることがベストで、国や会社を1つに絞らず、長期・中期・短期に分散させることが基本です。けれども無理に分散させる必要はなく、自分に合ったバランスが重要です。

もう1つ重要なのは、自分の考えを曲げないことです。家計に向き合って目的を明確にしたら、預け先がある程度見えてくるはずなので、金融機関でセールスを受けてもすぐに決めず、投資する目的は何だったかを思い返してほしいですね。そして、決して人任せにせず、周りの意見や情報は参考程度にしてください。

投資をしていると、株の動きが気になって不安になることもあると思いますが、積立投資の場合だと、株価が下がるといつもより多く買えるチャンスなんですよ。株価が下がった時はお買い得の時期という心構えで、焦らずじっくり継続できるといいと思います。

Check！金融庁のホームページでは各種シミュレーションが行えます

■資産形成シミュレーター（金融庁）はコチラ
■つみたてシミュレーター（金融庁）はコチラ

マネー（お金）のことを学ぼう！

金融庁が発表した日本・アメリカ・イギリスを比較したレポートによると、日本よりもアメリカとイギリスの資産増が多く、日本の場合は預け先がほぼ預貯金という調査結果でした。

金利が低い時期が長かったのですが、それでも現金で預けていました。その間に少子高齢化が進み、年金も少なくなってきます。アメリカの場合は、増えるところに預けて資金運用をしています。イギリスはアメリカに比べると資金運用は少ないのですが、年金の運用があり、老後の制度がしっかり整っているんです。

この違いは、国民性・文化によるものが大きいと思います。

昔からヨーロッパでは、船で海外に出かけて開拓し、資源を獲得して儲ける、投資するという文化がありました。日本では昔から金融といえば預金という歴史があるので、まずは短期間での売り買いから定着させたという文化があり、投資を始める国として歴史が浅いのだと思います。

　私は、マネーキャリア教育の一環として小学生向けの講座を行っています。子どもたちが会社を作って商品を開発し、実際にイベントで商品を売って利益を得るという活動をしているんですよ。働くことは人生の中で大きな時間を占めますし、お金を得ることで豊かになったり、楽しんだりすることもできるので、働くこととお金の知識を得ること、この2つがとても大事だと感じています。

こちらの動画も、ぜひチェックしてください！
OTV　ウィンウィン2024年9月28日放送　全員合格！マネ活女子講座

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文：ウィン♪ウィン♪編集部