500円でビーチクリーン!? 話題のアクティビティ「マナティ」を体験してみた
突然ですが “ビーチクリーン”って体験したこと、ありますか?いつも私たちの身近にある“海”の保全。気にはなるものの、きっかけがないとなかなかやらない…という人がほとんどなのでは。今回は、500円を支払ってバッグをレンタルし、自分の好きな時にビーチクリーンができる、これまでにないクリーンアクティビティを体験してきました。
家族で「マナティ」体験へ
今回参加したのは、ビーチクリーン初挑戦だという上原さん一家。
そもそも「マナティ」とは一体どんな取り組みなのでしょうか?
マナティは、沖縄をはじめ全国で110以上の地域のパートナーやホストネットワークを持ち、参加者は500円を支払うことでオリジナルのバッグでゴミ拾いができます。
拾ったゴミは地域のパートナーが市町村のルールに則って処理します。「きれいな海を守りたい」という優しい気持ちを持つ人同士が出会い、共感し合えるという仕組みなのです。
■さがす
マナティを体験するには、まず“パートナーさん”探しからスタート。
パートナーさんとは、参加料と引き換えにゴミを入れるための黄色のバッグを貸してくれて、ゴミの処理を請け負っている地元の人たちのことです。
公式サイトのマップから、好きなエリアで探すもよし、気になるパートナーさんを尋ねるもよし、自由に選びましょう。
■かりる
今回訪れたのは、南城市の安座真(あざま)港の目の前にある「あざま共同売店」。明るく優しい店主の藤原さんが出迎えてくれます。
ワンコイン・500円をお支払いして、マナティの黄色のバッグをレンタルします。
マナティバッグを持って歩いていると、「ゴミ拾い頑張っているねー!」と近所のおじぃが声を掛けてくれました。
普段は触れ合えない地域の人たちと温かな交流が生まれるのも、マナティのいいところ。
■ひろう
売店から海沿いのサンサンロードを歩いて海岸へ。いよいよゴミ拾いスタートです!
普段はあまり気にしていなかった海辺も、注意して歩くとペットボトルや空き缶など漂流してきたゴミがところどころ落ちています。
ビニール製の凧(たこ)のような壊れたおもちゃを見つけました。気づけばトング使いがお手のものに!宝物探しのようなゲーム感覚がクセになりそう。
マナティのゴミ拾いの基本的なルールは、「拾う人がパートナーさんの説明で分別すること」。地域によって拾えないゴミなどもあるので、指示に従ってルールを守りながら行なってくださいね。
売店からすぐの「あざまサンサンビーチ」に移動。一見するときれいなビーチにも、台風明けの日には片足だけのビーチサンダルや外国語が書かれたペットボトルが流れ着いていました。
ゴミ拾い中、小さなカニやきれいな貝殻も見つけてテンションUP♪
■かえす
ゴミを拾い終えたら、売店にマナティバッグを返却します。1時間ほどで、バッグがいっぱいになるくらいのゴミを拾いました。分別したゴミは、パートナーの藤原さんが処理してくれます。
上原さん一家に感想を聞くと、「ペットボトルのゴミが多い印象でしたが、想像していたよりはゴミが少なかったかも。もしかしたら、マナティの活動をされているいろんな方が定期的に拾ってくれているおかげなのかなと思いました」と話してくれました。
〈店舗情報〉
あざま共同売店
[住所] 〒901-1502 沖縄県南城市知念安座真1141-1
[電話番号] 080-7040-8747
[営業時間] 月・木・土・日・祝 6:30~19:00、水 6:30~18:00、金 6:30~17:00
[定休日] 火
[HP、SNS] Instagram、Facebook
プロジェクトマナティ生みの親・金城さんにインタビュー
一般社団法人マナティ・代表取締役の金城 由希乃さんは沖縄県出身で、2020年に地域とビジターを繋ぐ「プロジェクトマナティ」を立ち上げました。
いつでも気軽にクリーンアップでき、地域の人と繋がるプロジェクトとして始動し、協力拠点が約100箇所に広がり、多くの地域と共に優しさで繋がる輪を広げています。
プロジェクトマナティは、環境省が主催する環境と社会を良くする取り組みを表彰する「グッドライフアワード」(第10回)において、「地域と人への想いやり賞」を受賞しました。
※マナティの詳細は公式HPをチェック!
今回、マナティの生みの親である代表・金城さんに、マナティにかける想いやこれまでのエピソードを聞きました。
金城さん:マナティの始まりは、2017年に訪れた西表島のビーチで、漂着ゴミの多さに驚いたことです。ゴミを拾いたくても、どう分別し処理していいのかがわからず、困ったことがきっかけなんです。
「ゴミを拾おう」という感覚は持っているものの、きっかけがないとなかなか踏み出せないビーチクリーン。「ゴミ拾い×地域との交流」をテーマに、マナティが動き出しました。
金城さん:マナティをやっていて良かったと思うことは大きく二つあって、一つ目は「気持ちよく自己肯定感が上がる」こと。 海のそばで、波の音を聞きながら夢中になってゴミを拾う。“私、海のため、地球のためになることをしてる!”という満足感を得ながら、自身も海に癒されるという、とても充実した時間が過ごせるんですよ。
二つ目は「知らない沖縄を知れる」こと。マナティがきっかけとなって、普段は深く関わることのない地域の人たちとも繋がりをもつことができます。パートナーさん達にとっても「自分たちの地域のためにいいことをしてくれる」というありがたみもあり、温かく迎え入れてくれます。ゴミ拾いの後は、ユンタクしながら地元ならではの情報や小話をしてくれるのもいい時間です。
あと、屈伸するのでいい運動にもなりますよ!笑。
あくまでも自分のペースで、自ら行動できるマナティは、肩ひじを張らない緩さがちょうどいい。この記事をきっかけに、ちょっとでも “やってみたい”と思った方は、パートナーさんを探すことから始めてみてくださいね^^
<ビーチクリーンにおすすめのグッズ紹介>
日中、外を歩き回るマナティ体験では、こまめな水分補給と熱中症対策、そして日焼け対策も忘れずに!
金城さんが環境保全に向き合うきっかけにもなった「サンゴに優しい日焼け止め」(右)。鉱物油や香料不使用なので、サンゴにもお肌にも優しい日焼け止めです。ホワイトとファンデーション代わりにもなるベージュの2色展開。
新発売の虫よけスプレー「やんばる JUNGLE OUTDOOR SPRAY」(左)は、やんばるの森をむしばむ外来植物「アメリカハマグルマ」のエキスを活用することで、外来種問題の周知を目的として作られたもの。植物由来の天然成分100%なので、お子さんも安心して使えますよ。
SDGsな日焼け止めの購入もau PAYマーケットで!
au PAYマーケットは、日用品、グルメにファッション、インテリア、家電にいたるまで、ありとあらゆる品がそろう総合ショッピングモールです。
今回ご紹介した「サンゴに優しい日焼け止め」も、au PAYマーケットにて購入できます♪
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企画・編集:Laifue編集部
撮影・文:花城 綾子
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